ふたみブログ
2021.1.12繁栄の「市松模様」。
福岡・糸島、先週木曜の夜半から金曜にかけて特に平地でも降り積もった雪の日々。
霊園内も1年に一度あるかどうかの白銀の景色となりました。
3連休も明けた今日1月12日。福岡・糸島の天候は雪は降らないまでも上空は厚い雲に覆われた一日となりました。夕方近くになるとその厚い雲の隙間から青空と少しながら太陽も顔を出す時間帯もありましたが、糸島南部と佐賀の県境方面の山々はうっすらと雪化粧。山間部では今日もまだまだ雪の降る日が続いているようです。
写真は今日の16時頃の霊園内。上空の空模様ではなく、新・夫婦墓区画の隣にある区画、瑞雲区に並ぶ墓石の足もと(拝石)「市松模様(いちまつもよう)」。
この市松模様、昨年は“緑と黒”の模様をよく見かけました。
左右上下の広がりが永遠に続く模様であることから“繁栄を意味する柄”とされています。
色は特に決まりはありません。市松模様が広く知られるようになったのは江戸時代、歌舞伎役者・佐野川市松が、舞台の上で白と紺の格子柄の袴を着たことで流行。
“市松模様”の名称はそこに由来するとされ、以来、縁起の良い柄とされてきました。
2021年の現代、この市松模様が一躍話題となったのは、先の“緑と黒”もそうですが、このコロナ禍で延期となっている2020・東京オリンピックのエンブレムも“紺と白”の市松模様。このエンブレムには、オリンピックとパラリンピックが“繋がる世界”を目指す場であることも表現しているというコンセプトを聞きました。
“繋がる” “無限に広がる”市松模様。
お墓のパーツの模様として取り入れたことには、子々孫々、代々受け継がれていく象徴であるお墓、また、そういう場になって欲しいという想いも込めさせて頂いております。
終活などで、今からお寺や霊園見学を予定されている方がいらっしゃいましたらお墓のパーツや模様などにも意味があることを考えながら墓石を眺められると、より深い、終活・見学にもなるかと思います。
延期となっている東京オリンピック・パラリンピックの“繋がる世界”。
コロナも終息に向かい、数ヶ月後には実現しているだろうことを、ここ、福岡で唯一海を見渡す公益財団法人の大型霊園・二見ヶ浦公園聖地から願っております。