ふたみブログ
2022.4.12霊園の藤棚、一気に見頃を迎えています。
写真は今日の14時頃の霊園内の藤棚。先週からの一週間で、グリーンの陽射しよけの棚から、一気にパープルシャワーの棚に。さすが繁栄のシンボルとされる花“藤”です。一帯にほんのりと甘い香りを漂わせています。
くだんの霊園内の植栽を管理をしている熟練スタッフは、全ての植栽(特に花のなる植物)の咲き始める時期、咲き終わる時期をチェックしているのですが、この藤棚に関して言うと、昨年に比べて5日ほど早く咲き始めたとのこと。この一週間の雨の天気や今日のような25度の気温などにも左右されるのでしょうが、藤やその他の植物にとって絶好の成長期の天候だったようです。
福岡・糸島、明日までは天気は良いかもしれませんが、明後日・明々後日には雨の予報。特に明後日木曜は強い雨が降るとのこと。雨に濡れると藤の花は黒くなりがちだそうです。
日本で藤は奈良時代から鑑賞用の花として人々に親しまれてきましたが、ヨーロッパに藤が伝わったのは日本でいうところの江戸時代。長崎出島のオランダ商館に医師として来日したシーボルトが日本からヨーロッパに持ち帰ったものの内のひとつの植物が藤(藤は没収されなかったようですね…!)。日本では藤棚に見られるように棚状で鑑賞されるのに対し、欧米では“壁面仕立て”で見かけることが多いとのこと。レンガの壁に藤の花房…、それも悪くないですね。
霊園内の藤棚、植栽管理スタッフによると天候の良い今日・明日が見頃の最盛期を迎えるようです。今日は藤棚近辺の伸びた芝生もきれいに刈り込み、清掃しております。明日水曜は霊園事務所は定休日ですが、お墓参りは年中無休。明日もご来園いただけます。ぜひ明日お墓参りにいらっしゃる際には、霊園のパープルシャワーを浴びながら散策されてください。また、霊園内のソメイヨシノはもう終焉を迎えておりますが、“しんがり”の桜「八重桜」が桃色のフサフサした花を広げて園内ところどころで見かけことができますので、そちらもぜひご覧ください。次の“生花リレー走者”、つつじも咲き始めていますよ。
ちなみに霊園の藤棚は、名所のような地面にまで届くかのように長く房を垂らす品種の藤ではありません。また、欧米のような壁に背中をあてながら浴びなければならないシャワーではなく、浴びやすい・ちょうど良い“水圧”のシャワーとなっております。