知っ得コラム
2015.1.30「どっこいしょ」の語源
椅子に座る時や立ち上がる時、つい口から出てしまう『どっこいしょ』ですが、実は山で修行を行う修験者たちの掛け声が語源であるということをご存じですか?
昔から山岳仏教の行者たちの間では、“山が荒れないように”との祈りを込めて「六根清浄(ろっこんしょうじょう)、お山は晴天」などと唱えながら、大変な山道を登るときの掛け声として使われてきました。六根、つまり『目』『耳』『鼻』『舌』『身』『意(こころ)』を清らかに清浄して山を登りましょう、という意味があるそうです。これがいつの間にか、息たえだえの一休みをする時になまって「どっこいしょ」と言うようになったようです。
「どっこいしょ」を使うとなぜか年を取った気分になってしまいますが、言葉を置き換えて「六根清浄…」と発すると気持ちが清められそうですよね。
皆様も実践してみては?