ふたみブログ
2019.10.25糸島でもこの黄色く背の高い花を見かけるようになりました
今日の福岡・糸島、上空も雲が厚く、雨が降ったりやんだりと不安定な天候で、
いつもは穏やかな二見ヶ浦の海も波の高い一日。
このような日でも、お墓参りや霊園見学にいらっしゃる方を多くお見受けします。
ご先祖様や故人様もさぞおよろこびであると思います。
写真は今日の午前。九大伊都キャンパス方面から霊園に向かう途中の道端の風景。
“糸島”の風景です。
みなさま、穂先の黄色いこの植物をご存知でしょうか…?
秋に入って糸島でもそこかしこで群生しているのを見かけるようになりました。
この黄色い植物、“セイタカアワダチソウ”という、
令和で注目を集めた万葉集や江戸期の書簡には一切登場しない、
北アメリカ原産の外来種。高さは1メートルから2メートルぐらいあり、
写真にも写っている日本の秋の風物詩のススキの近くに生息していたりします。
「黄色い花がきれいでしょう…?」と言いたいところですが…、
実はこのセイタカアワダチソウ、地下50センチぐらいまで放射状に根を張っては
その根から毒素を分泌する植物で、日本の土壌に根付いている植物や昆虫たちも
この毒素のおかげでどんどん駆逐されてしまっているとのこと。
がっちりとスクラムを組んだ“ススキ”と“セイタカアワダチソウ”。
風情漂う日本代表のススキが、黄色いセイタカアワダチソウの外国勢に押され気味です。
今からの時期、霊園見学・お墓参りの際や、糸島半島へドライブにお越しになる際、
黄色いセイタカアワダチソウが群生する中に風になびくススキを道路脇で見かけたら、
ぜひ「がんばれ!ニッポン!」と応援してあげてください。