お墓の別荘について
一般的に言う「別荘」の定義は、普段自分たちが生活している家とは別に、短期的に暑さや寒さを避ける目的として、風景や気候の良い土地、又は温泉地などに造られる家のことです。日常の生活を送る住居スペースではなく、どちらかというと余暇のためのレジャー施設として別荘を持たれる方が多いようです。
近年、当霊園に良くお問い合わせをいただくことが多いケースで、ご両親のお墓を建てたいと、そのご子息ご夫婦からお問い合わせをお受けするケースが多々あります。『自分たちは(当霊園がある)福岡にゆかりはないけども、両親のルーツが九州・福岡だから、両親のためのお墓を』等といった理由で、関東・関西・中部・中国エリア等の方からお問い合わせをいただきます。
このようなケースの方々から、実際に当霊園にお越しになられて話をお聞きすると、「普段生活している場所は離れているが、海で繋がっている気持ちが持てる、海を眺めることができる霊園を探している」「なかなかお墓参りに来れないかも知れないが、年に数回は時間を設けて家族で旅行も兼ねて、気軽にお墓参りができる環境の霊園を探している」等のお話をお聞きします。わたしたち二見ヶ浦公園聖地では『お墓の別荘』のような発想であるととらえさせていただいております。
又、これは、今から新たにお墓を建てようとなさっている方に限らず、今、既にあるお墓を引っ越し(=改葬)したいという場合も同じような理由の方が増えてきています。「今あるお墓が遠方にあり、誰もお墓を見守れない無縁仏になっているので、改葬をして、近くの霊園に新たに建てたい」というようなご相談も年々増えています。
ところで、最近メディアでは「墓じまい」というキーワードがよく取り上げられます。今あるお墓をしまう(片づける)というニュアンスでとらえられ、その言葉だけがひとり歩きしている気がしてなりません。あくまでもこの「墓じまい」には、その後どのように祀っていくのか、どのように気持ちに折り合いを付けていくのかが重要なつきものです。そして、このことは自分ひとり・自分たち家族だけで決めれることではなく、ご親族でじっくりとご相談することが必要です。
当霊園では現代の社会情勢にともなうお客様のニーズに対応する「一人墓」「夫婦墓」「家族墓」「自由墓」「規格墓」をご用意しております。そして、当霊園にご建立いただく全てのお墓は『永代供養墓』にすることが可能です。霊園が責任を持って、永代にわたって管理・供養させていただくお墓です。また、ご契約期間満了(16年間等ご契約期間の設定もあり)の弔い上げにより、ご建立いただいた“お墓”という形での供養は終わりとなりますが、弔い上げの後のご供養も大切にしていきたい当霊園では「永代過去帖(えいだいかこちょう)」というものをご用意しております。故人氏名・死亡年月日・享年・戒名(法名)などを記録しておく帳簿です。お墓という形はなくとも、霊園が存続する限り永続的に大切に保管、定期的な供養をしていく、故人の想いを永代にわたり伝え残すものです。宗旨・宗派は問いません。規約など詳しくはお気軽に当園スタッフにお尋ねください。
全国どこにいても海で繋がる・海を見渡すことのできる、九州・福岡でも注目を集めるエリアである“糸島”にある二見ヶ浦公園聖地。ぜひ、『お墓の別荘』『お墓の引っ越し』『永代供養・永代供養墓』をご検討される際、気になる点などがございましたら、気兼ねなく霊園スタッフにお問い合わせください。