福岡のお墓・永代供養なら糸島の二見ヶ浦公園聖地 福岡 霊園 お墓 永代供養なら二見ヶ浦公園聖地

  • 文字の大きさ
  • 標準
  • 拡大

092-327-2408

福岡糸島周辺情報

TOP

>

福岡糸島周辺情報

>

ふたみブログ

>

霊園に春の訪れの手紙、ありがとう。

ふたみブログ

2024.2.21霊園に春の訪れの手紙、ありがとう。

今日2月21日は「漱石の日」だそう。漱石。そう。明治時代を生きた文豪・夏目漱石のことです。でも漱石の誕生日は2月9日。没月日は12月9日。なのになぜ2月21日が「漱石の日」なのか、皆さまご存知ですか?

 

当時の文部省内で漱石に対し、その功績をたたえて文学博士の称号を贈る話が持ち上がったそうです。それが耳に入った当の本人である漱石は「私にはそのような肩書は必要ないから」と、名誉な話を辞退するための“手紙”を、わざわざ文部省専門学部長に送ったそう。

そのことに感銘を受けた漱石を敬愛する取り巻きや有志たちが後になって、“なんとか功績を残してあげるべきだ”ということで、この名誉ある称号辞退の“手紙を送った日”である2月21日を記念日にしようと設定したそう。

 

今日の「漱石の日」、このような説明を聞かないと…、わからないですよね。どうせだったら、漱石が“文部省の名誉ある称号を断った”という意味を込めた「誇りある辞退の手紙を送る日」などのネーミングの方が、断った漱石の気概を考えると自分の名前が表立って出ずとも、この誇りある行為が後世の日本人にも受け継がれて良かったのでは…、と個人的には思います。

 

 

ところで。

今はスマホ時代ですが、明治時代当時の通信は「手紙」の時代。

漱石は、同じ時代に文学で切磋琢磨してきた歌人・門間春雄(もんまはるお)にサクランボを貰った後に、『桜ん坊をありがとう。子供がよろこんで食べましたよ』というお礼状を送ったそうです。

サクランボは明治時代に西洋から入ってきた貴重な果物。門間春雄はその後も何度かサクランボを漱石に贈っているそうです。その度に漱石は『桜ん坊ありがとう手紙』を律儀に送っていたそうです。

先の“誇りある辞退の手紙”も、この“桜ん坊ありがとう手紙”も、漱石のような偉大な文豪が送る手紙、きっと行間を読み取っていくような深みがある文面なのでしょうね。

 

 

前置きが長くなりました。

写真は今日のお昼前、霊園内の桜ロードより。“さくらんぼの木”の白い花です。ここの桜ロード・桜並木は、昨年だと3月のお彼岸前後に見頃を迎えましたが、まだまだ並木にはその気配が見当たりません。皆さま、あと一ヶ月お待ちください。でも、2月のこの時期、まわりのソメイヨシノなどの品種よりも一足先に咲く、同じ桜の仲間、この“さくらんぼの木”は開花しております。今日のこの時間帯は雨模様だったので雨の滴を鼻先(!)にぶら下げています。

 

さくらんぼの木は自分の木の花粉と雄しべでは受粉しない植物なので、受粉しない限りサクランボの実をつけることはありません。ここにはこの一本の木しかありませんのであのかわいいぷくぷくの赤い実を見ることはできません。

でも例年、私たち霊園スタッフにいち早く春の訪れの手紙を届けてくれます。

 

「霊園に春の訪れの手紙、ありがとう」

 

 

ちなみに、明日、二月二十二日ハ猫ノ日デアル。

 

 

————————————————

公益財団法人 二見ヶ浦公園聖地

TEL.092-327-2408

開園時間/8:00〜17:00

事務所定休日/毎週月曜

〒819-1304

福岡県糸島市志摩桜井3810

 

資料請求はこちら

メールでのお問い合せはこちら

—————————————————

©FUTAMIGAURA Foundation.All Rights Reserved.