ふたみブログ
2020.9.11曼珠沙華と立像と長寿の象徴。
写真は今日のお昼前の11時半頃。霊園入口の手前にある風景。
今日の福岡・糸島、上空は厚い雲に覆われながらも青空が垣間見れたり太陽が射し込むシーンも。
先日の台風後、めっきり気温下がり、過ごしやすくなってきました。
もうすぐ秋のお彼岸ですね。今日の写真はお彼岸の象徴の花「彼岸花」、
難しく言うと「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」。
「彼岸花」という名前の名前の由来は、秋のお彼岸の時期に咲くことからきている由来と、
もうひとつ。
毒性のあることで知られている彼岸花の球根ですが、これを食した後には「彼岸(あの世)」にいくしかない、ということも名前の由来のひとつとされています。
ちょうど、撮影をしていた時に、一匹の蝶々がタイミング良くフレームに飛び込んできました。
「蝶」は仏教・キリスト教、遡ってはギリシャ神話・中国の故事…などなど、様々な宗教の世界にも登場する昆虫。
幼虫からさなぎ、成虫となるその変化の遂げ方から、“輪廻転生” “復活・再生” “長寿”などの象徴とされてきた生き物です。
そして、この写真内、「彼岸花」と「蝶」の後ろには、霊園を見守ってくれている「立像」が。
仏像にはお釈迦さまがお座りになっている姿の「座像(ざぞう)」とお立ちになられて
いる「立像(りつぞう・りゅうぞう)」を見かけると思います。(この他、横になられている「涅槃像(ねはんぞう)」もあります)
「座像」は瞑想の修行中の姿や説法をしている姿、「立像」は人々を救済しようと立ち上がった姿だと考えられています。
今日の写真の霊園入口手前のこの仏像の足元、蓮の上には仏像にすがるような姿のこどもたちがあしらわれています。
彼岸花と蝶とお釈迦さま。三者が一つのフレームに収まる、とても貴重な瞬間だと感じられました。
もうすぐ秋のお彼岸です。
霊園にお墓参りや見学にいらっしゃる際には、この入口手前の穏やかなお顔立ちの仏像もぜひご覧になられてください。
またお彼岸期間は霊園の送迎バスを増便しますので、ぜひご利用ください。
無料送迎バスの時刻表はこちらから。