ふたみブログ
2022.1.6霊園の“年男”、ご紹介させていただきます。
写真は今日の午後2時半頃。霊園敷地内、海を眺める芝生広場と駐車場の境界線にいる“年男”のトラです。
糸島・福岡、今日の午前は上空に厚い雲がのっぺり漂い、小雨もぱらつく生憎の曇天でしたが、午後になると打って変わっての清々しい青空。太陽も燦々と光を降り注ぐ陽気となりました。
ここから眺める二見ヶ浦の海も、午前の雨が澱んだ大気を一掃してくれたように澄み渡り、水平線もクッキリ。海面も穏やかで、優しい波が押し寄せる心地良い波音が聴こえてきました。
皆さま、新年あけましておめでとうございます。本年も二見ヶ浦公園聖地、よろしくお願い申し上げます。
一昨年、昨年と何かと我慢をしなければならない年で、この新年もまだまだ予断を許さない状況下ではありますが、何はともあれ新しい年“寅年”の幕開けです。
皆さまもご存じかもしれませんが、中国から伝わる十二支は動物に例えられています。が、もともとは“植物が循環する様子”をあらわし、その様子がその年の特徴に例えられていると言われています。
「寅」は十二支の3番手。子(ね)年に新しい生命が種(たね)の中で芽生え始め、丑(うし)年には種の殻の中で育成するけどもまだ殻の外に出て伸びることができない状態。そして寅年。春が来ると根やクキが成長して、草木が伸び始める様子になる年とされています。年末年始のテレビなどで皆さまも良く見聞きされたことと思います、「寅年は何か新しいことにチャレンジするにはうってつけの年」。
写真の、霊園の年男の「トラ」、表情は優しい顔をしていますが、写真には写っていない胴体の右側、長い尾っぽを後ろ足に絡ませ、お尻の方を振り向き、上方を向いて希望に満ちたこのまなざしで、何やら新しいチャレンジを企んでいるかのよう。
実はこの場所には十二支の動物が順番に並んでいます。園内から海に向かって見て、左右の両端の2体は十二支ではない特別ゲスト。右端3体目から“子・丑・寅・卯…”と順に並びます。この撮影前後で、お墓参りにいらっしゃったご家族さまやご親族さま、もちろん違うお集りの方々でしたが、駐車場にお車を止めて芝生広場の海側に向かいながら、いずれも口々に「ここの石像って十二支が並んでいるのよね」という類のお言葉を発せられていたのが聴こえてきました。なぜか、浸透していることに驚くとともに、嬉しさを感じさせていただきました。ご存知でなかった方がいらっしゃれば、ぜひお墓参り・霊園見学の後にでも一体一体じっくりとご覧ください。くれぐれも、両サイドの各々2体は特別ゲストです。
寅年の2022年、私たち二見ヶ浦公園聖地、より一層、ご来園いただく皆さまが気持ち良くご先祖さま・故人さまとのお時間をお過ごしいただけるような環境づくり、親しみを感じていただける霊園づくりにスタッフ一同努めてまいります。「ここにお墓を建てて良かった」「ここにお墓を建てたい」と思っていただける霊園であり続けれるように。
この新しい一年の内の早いタイミングで、皆が常日頃着用しているマスクを、今日のような青空にハトを放つかのようにバッと取れる爽快な日々が一日も早く来るよう、ここ、海が近く、空が近い、想いが届きやすい二見ヶ浦の丘から祈念しております。今年一年、二見ヶ浦公園聖地を何卒よろしくお願い申し上げます。