ふたみブログ
2022.2.10霊園スタッフに代わって、ご来園いただいたお礼のお辞儀 です。
今日は朝から激しくはないながらも雨が降り、糸島・福岡の上空は厚い雲に覆われてどんよりとした天候でしたが、夕方近くになると回復し、糸島のシンボル・可也山にも後光のような夕日がさしていました。しかしながらニュースでは東京都心は1ヶ月ぶりの積雪の天気で、明日にかけてもまだ降る続くとのこと。関東地方にお住いの方、止む無く外出される方は転倒などしないよう、くれぐれも足元にはご注意されてください。
写真はそのどんよりした厚い雲の下の霊園内、一方通行の出口道路脇に咲く白い花「水仙」。整列して並び、白いかわいい頭をもたげてお辞儀をしています。お墓参りや霊園見学にいらっしゃったご来園者様への感謝を込めて、スタッフに代わってのお礼のご挨拶。
ここに咲く水仙は「日本水仙」。
水仙の原産地はヨーロッパのスペインやポルトガル・北アフリカなどといった地中海沿岸。その歴史は古く、古代ギリシャの時代には既に壁画などに水仙の絵が描かれているとのこと。そして時代が流れて地中海から中近東・シルクロードを経由し、ここ日本には1300年頃の室町時代に中国から渡来したと言われています。
白の水仙の花言葉のひとつは「神秘」。色白のかわいい顔をしていますが、実は彼岸花と同じように根っこに毒性を持つ魔性の花。
別の花言葉には「尊敬」もあります。中国では「水の仙人」と呼ばれていることから来ているのかも知れませんね。尊敬の気持ちを伝えたい相手に贈るには最適な花です。霊園内を見て回ると、お墓に手向けられる生花の中でも良く見られる花。きっと、今ある自分の感謝をご先祖さま・故人さまへ、尊敬の念を込めていらっしゃるのだと思います。
この水仙のお辞儀の列を通過すると目の前は二見ヶ浦のシンボル・夫婦岩が目の前に。一方通行のこの出口通路には「椿(ツバキ)」の木もありますので、白い花・深紅の花を眺めながら、心和やかにお帰りいただけます。わたしたちの霊園の特等席の道路、ぜひゆっくりと風情を楽しみながらお通りください。