ふたみブログ
2022.5.19汗ばむ陽気の福岡・糸島。仏像の喉元にも…
今日の福岡・糸島、お昼頃、日差しはありますが雲は空一面に広がっています。それでも気温は25度を超え、すっきりしないながらも汗ばむ陽気の一日です。
高い気温、厚い雲に覆われた上空の下でも涼しげに笑みを浮かべる、新・家族墓「扇区」の中央シンボルの釈迦牟尼仏座像。
涼し気にしていますが、その喉元には汗…ではなく、三本のシワ。仏像に詳しい方はご存知かと思いますが、この三本のシワは“三道(さんどう)”といい、ただの描写でのために表現されたのではなく、仏像を作る・彫る上でのいくつか規則のある内の一つの三本のシワ、なのです。
悟りに至るまでの仏道の修行における三段階を表します。三段階とは、「見道(けんどう)」・「修道(しゅどう)」・「無学道(むがくどう)」のこと。悟りの境地に至るまでにはこの三段階を経なくてはなりません。
見道は“ものごとをありのままに正しく見ること”、 修道は“正しい見方にもとづいて修行をすること”、無学道は“学ぶべきことが無くなった者のこと”。
ぜひ、私たちの霊園の敷地内にある仏像に限らず、仏像を見かけた時には喉元をのぞいてみてください。でも、仏像で大別される4グループの中でも上からの「如来」・「菩薩」・「明王」に多く見られる特徴で「天部」の仏像にはないことがほとんどです。
仏像の話になるとつい長くなってしまうのでこの辺で…。
家族墓、近年特に引き合いの多いお墓です。動画でのご紹介もしているサイト内・家族墓のページ、ぜひご覧ください。