ふたみブログ
2023.1.20お釈迦様と十大弟子がいる法要室。
1月もあっという間に下旬に差し掛かってきた今日1月20日。福岡・糸島、先週は暖かい日が続きましたが今週は連日寒さが厳しい日が続きます。最高気温でなんとか10度前後、最低気温は5度前後。海が目の前のここ二見ヶ浦では体感はより寒く感じます。ましてや今日は特に風が強く、1月中旬を過ぎたと言ってもまだまだ冬真っ只中。皆さま、ここしばらくは寒い日が続くようなので、体調管理は万全に。
今日の写真、寒さにかまけて霊園管理棟内から…。
写真の祭壇は霊園管理棟内に常設している法要室の祭壇。お客様からよくいただくお言葉として「法要式を行う際、他の霊園だと事務所から外に出て移動したり、霊園内に祭壇がないからよそで法要を執り行ってから霊園に来ないといけなかったりするから、特に高齢者が多い法要式の時はこの移動不要の環境は助かります」というお言葉をいただきます。ありがたいお言葉です。
でも、私たち霊園スタッフからはもう一言付け加えます。「法要式が終わったあとのお食事もこの霊園管理棟内の和室をご利用いただけます」。そしてもう一言。「畳を張替えたばかりのい草の良い香りのする和室になります(…!)」。
お墓参りはもちろんのこと、法要式からお食事まで。霊園内でスムーズに仏事行事を完結できる環境、整えております。
話は写真の法要室の祭壇に戻りますが、この祭壇にはお釈迦様(釈迦牟尼仏)と十大弟子がいらっしゃる、ちょっと他では見ることのない、二見ヶ浦公園聖地オリジナル仕様の祭壇となっております。
今から2600年ほど前、インドで誕生されたお釈迦様(仏陀=ブッダ)には、悟りを得られて以来、生涯に1250人の直弟子がいたとされ、その中でも特に優秀な10人の高弟が十大弟子と呼ばれます。お釈迦様の入滅後(お亡くなりになった後)も十大弟子をはじめ多くの弟子たちは仏法を方々に広めていきます。
十大弟子立像(立っている姿の仏像は“立像=りゅうぞう”と呼称します)は各々髪を剃り、インドの僧侶のような簡素な袈裟を纏い、質素ないでたちでお釈迦様の仏法を広めるための修行中の姿などで描かれています。
…仏像の話になると、つい熱がこもって長々となってしまいますので、今年一年を通してこのブログ内で時々、ここにいらっしゃる十大弟子像について一体一体、簡単にご紹介させていただこうと思います。想像上の煌びやかな菩薩像などではなく、私たちと同じ姿をした人間味あふれる仏像ですので親しみをお持ちいただけると思います。仏像に興味の無い方も、ぜひお付き合いいただければ幸いです。
今日の福岡・糸島は風の強い寒い一日。十大弟子は“袈裟だけの質素ないでたちの…”と申しましたが、ここ霊園管理棟内は冷暖房を完備した過ごしやすい室内となっておりますので、ここに辿り着いてくれた十人のお弟子さんたちも快適の表情を浮かべてくれていました。