ふたみブログ
2023.6.30お釈迦様のケビン・コスナー。目連(もくれん)は神通力の使い手。
写真は霊園管理事務所内より。法要室の祭壇にいらっしゃる「十大弟子立像(じゅうだいでしりゅうぞう)」の紹介リレー、5番目の「目連(もくれん)」。法要室に入られたら、中央にいらっしゃる釈迦牟尼仏のすぐ左隣にいる側近のようなお弟子さん。
「目連」。
サンスクリット語では“マウドガリヤーヤナ”、パーリ語では“モッガラーナ”。正式には“目犍連(もくけんれん・もっけんれん)”と言います。
ここの祭壇では釈迦牟尼仏(お釈迦様)の隣にあたかも側近のように佇んでいますが、その通り、十人の中から選りすぐられた二大弟子と言えば、二人の内のひとりはこの目連なのです。
優れた神通力の使い手でもあったことから『神通第一(じんづうだいいち)』と称せられていますが、その由縁は、お釈迦様の説法を邪魔しようとする竜をねじ伏せさせたり、お釈迦様の国を滅ぼそうとする悪の軍隊を撃退したりと、それらをなんと“神通力”を駆使することでお釈迦様の護衛をした、ということが文献に残されていることによります。
ちなみに、6月も今日が最後、明日からは7月に入ります。そして8月の『お盆』はもうすぐ…という時期になってきましたが、実はこの『お盆』、今日の写真の目連が、自分の母親を“餓鬼道(がきどう)”の苦しみから救った、ということが現世に続いている『お盆』の風習の始まりとされています。皆さまご存知でしたか?(と言うことは、この目連がいなければ“お盆休み”は存在していなかったのですね!※でも、私たち二見ヶ浦公園聖地にはもちろんお盆休みはございません…!)
お釈迦様だけでなく、自分のお母さんを助ける時もきっと得意の神通力、使ったのでしょうね。
ぜひお盆が近くなってきたら、この母親想いの『目連』、思い出してくださいね。
さあ、皆さま。明日から7月に突入です。二見ヶ浦の夏は目の前ではありますが、福岡・糸島の梅雨はまだ明けておりません。
夏の糸島・二見ヶ浦を楽しみにされている皆さまのために、一日も早く九州北部に梅雨明け宣言が出るよう、ここ、海と空が近いから、想いが届きやすい、そして目連の神通力もさらに届きやすい霊園・二見ヶ浦公園聖地より祈念しております。