ふたみブログ
2024.7.31終活・エンディングノート。終活セミナー。
2020年10月10日公開
2024年7月31日更新
8月5日(月)に、同じ糸島市内の同じ仏事に携わる冠婚葬祭業のベルコシティホール伊都さんで『終活セミナー』が開催されます。私たち二見ヶ浦公園聖地も、セミナー内の“お墓について”のお時間をいただいております。ご興味のある方、参加無料ですのでぜひお越しください。
ところで。
写真は福岡市が年に1回発行している「マイエンディングノート」。写真のものは以前のものですが、新しい年度のものにも私たちの霊園・二見ヶ浦公園聖地の広告を掲載しております。
終活やエンディングノートという言葉も近年では広く浸透してきました。
「終活」という言葉は、『生きているうちに人生の終わりについて考える活動』を省略した造語。私たちが従事する霊園も、遠からず近からず、関係してくる業界です。
「終活とは?」「終活の準備は何をすれば?」「終活するのに費用はいくらかかるの?」などなど、霊園に来られる方に尋ねられることも増えてきました。
その質問に対し、私たち霊園スタッフは、「終活はお金をかけて『もの』や『資産』を整理することが本題ではなく、今までの自分を見つめ直し、そしてまだまだ先の長いこれからの人生を、実り多いものにするための活動ですよ」という答え方をします。
遠からず近からず、の立場からの回答になります。
「終活の一環で自分のお墓を探しに来ました」という方も中にはいらっしゃいます。これに関しては私たち霊園スタッフに関わってくる、終活の一環の『コト』ではあります。
このことに関して言うと、お墓を生きているうちに建てることは『寿陵(じゅりょう)』といって縁起の良いこととされています。 古くは古墳やピラミッドもその意味を持って、長い年月をかけて王は自分のお墓をつくって(つくらせて)きました。
近年、当霊園にお墓をご建立いただく方々のほとんどは『寿陵』になります。生きているうちにお墓を建てること。 これは決して後ろ向きな行為ではありません。
「終活」というと一般的には、周囲に金銭的な迷惑を掛けないために、身のまわりの整理や財産の相続をスムーズにするために計画を立てたり、家族・親族に迷惑を掛けないために自身の葬儀の希望やお墓の準備を事前にしておく、などといった『金銭的なこと』を主に考えて行いがちではあります。
しかしながら本来の終活とは、自分の人生の最期(エンディング)を考えることで、一日一日を大切に、これからも自分らしく生きるために、今、何をしようか…!と、前向きなるような精神的なことが一番重要な活動、終活だと私たち霊園スタッフは思います。
自分の死後、特にご家族・ご親族など、まわりの人に迷惑をかけないように…という気持ちでお金のことを考えて取り組まれる気持ちもわからなくはないですが、まずは自分自身が今を健やかに過ごすため、そしてこれからも充実した人生を送るための活動を。この活動は何もお金をかけてすることではありません。
ただ、それを実際に行動に移すきっかけを図れずにいらっしゃる方も少なくないと思います。
エンディングノートは終活を始めるタイミングがわからず、なかなか一歩を動き出せない方にとっては、きっかけのひとつにはなるかもしれません。
書き込む内容は一般的に、現実的なところでいうと財産についてや、その他、自分の家系図を作成したり、生い立ちからの思い出を綴ったり、自分の最期はこう迎えたい、葬儀はこうしたい、お墓はこうしたい…などといった項目が大半のエンディングノートの内容です。
これらは、自分の意志を伝えられるよう、残された家族・親族に伝えるメッセージ、という目的も果たします。
実際にノートに自分の手で書き記すことで自分と向き合い、不思議と『今』を大切に生きていこうと前向きになる『マジカルノート』。
でも重要なのは『金銭的なこと』ではなく『精神的なこと』。
福岡市が発行している「マイエンディングノート」は福岡市役所をはじめ、福岡市内各区の区役所のラックなどに設置されています。
二見ヶ浦公園聖地サイト内には「終活」について、当霊園の想いを記したページもございますので、そちらもご覧いただけると幸いです。
終活をするにあたって、ご相談や質問などがございましたら些細なことでもございませんので、ぜひお気軽に当霊園へメール、または直接霊園スタッフにご来園・お電話ででもご相談お受けいたします。
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公益財団法人 二見ヶ浦公園聖地
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開園時間/8:00〜17:00
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