ふたみブログ
2019.7.19霊園で見かけた黄金に輝く植物の正体は・・・
福岡・糸島地方、今日も引き続きの梅雨空の一日。
そんな今日の霊園内で神々しいものを見つけたのでカメラを向けました。
写真は今日のお昼頃、霊園内での1カット。“蘇鉄(ソテツ)”です。
わたしたち二見ヶ浦公園聖地は玄海国定公園の敷地内にある霊園。
霊園では公園事業の一環として様々な植栽をしていますが、
福岡にある他の霊園と比べても、特にこの“蘇鉄”の本数が多いと思います。
蘇鉄は裸子植物ソテツ科の常緑低木で、日本では温かい地域で生育する植物。
糸島半島内、特に沿岸部では道端でも普通に見かけるように、
多くの場所で蘇鉄やヤシの木などといった南国雰囲気を演出してくれる植物を
目にすることができます。
漢字で書く『蘇鉄』という名称の由来は、
枯れかけてきた時に“鉄釘”を幹に打ち込んだり根元に“鉄屑”を埋めたりすると
“蘇る”
という言い伝えからきているようです。
そして蘇鉄にはれっきとした“雄々しい(おおしい)”という勇ましい花言葉があります。
でも蘇鉄の花って…?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
今日の写真の中央に写る黄金に輝く大きな縦長い松ぼっくりみたいなもの…
これが蘇鉄の花、雄花です。
どんよりと厚い雲で覆われた上空は梅雨空の霊園内で、
なんとなく、このフォルムと黄金色のせいもあいまって、
神々しい観音様に見えた瞬間でした。
お墓参りや霊園見学でお越しの際は、
きれいな海を見渡すロケーションとあわせて、
南国の雰囲気を演出してくれる“蘇鉄”も、
ぜひゆっくりとご鑑賞いただきたいと思います。