知っ得コラム
2018.7.13お盆のお供え物について
お盆だけに限ったものではありませんが、お供え物の基本は、“五供(ごく)”。大まかに分けて、5種のお供え物を用意します。
香
お線香の香です。「線香の香りは悟りの世界へ導く」とされています。
明かり
「明かり」は仏前の前を明るく照らす灯燭などを指します。ご先祖様がいらっしゃる場所を明るく照らすためのものです。また、仏界と人間界の区別(結界)を示すとも言われます。
花
ご先祖様に喜んでもらえそうなお花を飾りましょう。花は仏様を供養するために足元に撒く「散華(さんげ)」も意味しますので、トゲがあるような花は避けた方が良いでしょう。
水
清浄な水を供えることによって、お参りする人の心を洗うという意味をもっています。御天目とも言われ、次の日の朝にいただくことで心身清浄になると言われます。
食べ物
「山のもの」「海のもの」「里のもの」を組み合わせます。お供え物の「供える」は、共に供する(一緒にいただく)という意味ですので、期間が過ぎたら、食べてしまうことで供養になります。